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日本医療機能評価機構 一般病院2<3rdG:Ver1.1>
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病理診断科の紹介

特 徴

組織・細胞レベルで安全な医療をサポート

 2012年9月1日に新しく診療科として開設されました。顕微鏡で組織や細胞を観察して患者さんの病気を診断します。提出された検体の種類によって、細胞診断、組織診断、術中迅速診断に分類されます。患者さんの死因や治療効果を確認するため病理解剖をすることもあります。

  1. 細胞診断:体液(喀痰、尿、胆汁、膵液、胸水、腹水、脊髄液など)、粘膜(気管支、子宮頸部、子宮内膜)擦過、穿刺吸引(甲状腺、乳腺、リンパ節)標本から悪性細胞の有無やその種類を推定します。
     採取時の苦痛が少なく、比較的短期間で診断できます。主にスクリーニング目的で行います。
  2. 組織診断:採取法や目的によって3つに分類されます。
    1)生検標本:病変の一部から良悪性や病変の質的な診断をします。
    2)手術標本:摘出した組織から腫瘍や病変の範囲およびリンパ節への転移の有無を調べて病期(ステージ)の評価をします。
    3)コンパニオン診断:悪性腫瘍に使える分子標的薬(がんの増殖を制御する薬)を選択するために、免疫染色や遺伝子変異についての情報を主治医や施設に提供します。
  3. 術中迅速診断:患者さんの手術中に提出された細胞や組織から、悪性細胞の有無を確認します。診断結果から手術方法が変更となることがあります。
  4. 病理解剖:患者さんが亡くなられた場合、生前の診断の確認、治療効果、死因、合併症や偶発病変の有無などについて究明します。

 現在医師1名、臨床検査技師5名(うち細胞検査士3名)で業務しています。
 病理診断科のスタッフが患者さんと直接お会いすることはほとんどありませんが、チーム医療の一員として診療を支援しています。
 他の病院で下された病理診断についてもセカンドオピニオンに応じています。不明な点があれば、お気軽に相談してください。

診療実績

診 断  H29年度
(2017)
 H30年度
(2018)
R01年度
(2019)
R02年度
(2020)
R03年度
(2021)
細胞診 2,004 2,168 2,288 2,388 2,349
  (うち迅速診断) 14 10 8 7 7
(うちコンパニオン診断) 1 5 3 0 0
組織診 1,915 1,957 1,976 1,862 1,871
  (うち迅速診断) 32 40 27 40 34
(うちコンパニオン診断) 3 52 53 57 58
病理解剖 3 1 4 1 1

学会施設認定

  • 日本病理学会研修登録施設(6034号)
  • 日本臨床細胞学会施設認定(0939号)

スタッフ紹介

病理診断科部長
庄盛 浩平
詳細
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