「就任のご挨拶」
山陰労災病院長 萩野 浩
2024年4月より病院長に就任いたしました。この責任ある立場で、引き続き本院の理念である「信頼される・優しい・安全な医療」を実践してまいりたいと考えております。
本院は1963年6月に開院し、昨年開院60周年を迎えました。この60年間にわたる歴史と経験は、私たちの医療サービスの質の向上に寄与いたしております。地域医療支援病院、へき地医療拠点病院のほか、鳥取県更年期障がい地域拠点病院、がん診療連携拠点病院に準ずる病院の指定を受けています。これまで以上に地域のニーズに応え、地域の皆様や勤労者の方々の健康に貢献し、信頼される医療機関として、さらなる発展を目指してまいります。
近年では、労働災害の減少や高齢者人口の増加など、社会の変化に迅速に対応しながら、より質の高い医療を提供するために努めております。特に、がんや慢性疾患、腰痛を有しながら働く方々や、職場での転倒骨折の増加に対応した、健康維持と労働復帰支援に重点を置き、継続的なサポートを提供いたします。当院363床のうちには12床のHCU病床、10床の小児入院医療病床、48床の地域包括ケア病棟が含まれます。地域の高齢者の方々、勤労者の方々が患われる多彩な疾患に対応し、元の生活を取り戻していただき、職場復帰いただくよう診療に取り組んでまいります。
現在、駐車場の一部が使用できず、アクセスにご不便をおかけしております。2025年7月のグランドオープンを目指し、旧施設の取り壊し、駐車場整備を進めております。地域の皆様により便利にご利用いただける環境を整えるため、改善に努めてまいります。
職員一同で丁寧な医療を実践し、地域の皆様、勤労者の方々の健康福祉に貢献できますよう、これからも全力で取り組みます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2024年4月
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完成予想図(グランドオープン時) |