健康講話聴講の方へのご注意とお願い
- 健康講話の会場は、山陰労災病院3階大会議室で行います。
- 講演時間は、都合により変更がない限り午後2時から3時30分までです。
- 都合により講話内容を変更する場合がありますので、下記にご確認下さい
- 山陰労災病院 図書室 健康講話担当係
- 0859-33-8181(内線2305)
今までの健康講話ご紹介
- No.263 2020年02月17日:「高齢者の口腔機能の衰え(オーラルフレイル)について」
「オーラルフレイル改善プログラム」
高橋 啓介(歯科口腔外科部長)
- 滑舌が悪い、噛めない食品が増える、むせる、食べこぼすなど、口の衰えを感じることはありませんか? 加齢とともに起こる口のまわりの“ささいな衰え”を“年のせい”と放置すると、食が偏ったり、人と話をしたり食事をしたりするのが億劫になり、食欲や体力の低下、社会性の低下を招きます。このような状態をオーラルフレイルと言い、やがて低栄養や筋肉の減少により要介護状態になるリスクが高まるといわれています。口の衰えに早く気づき、適切に対処することが重要です。放置してはいけない口の衰えと、その対策についてお話します。
- No.262 2020年01月30日:「うつ病の話 2020」
高須 淳司(精神科部長)
- 「うつ病の講演なんて聞き飽きた」そう思っている人がいるかもしれない。でも、また、性懲(しょうこ)りもなく、同じ話をします。
古今東西の作家の先生のご意見も紹介したいと思います。よろしくお集まりください。
- No.261 2019年12月02日:「長引く咳について」
山本 章裕(呼吸器感染症内科)
- 咳は喉や気管・気管支などの空気の通り道に貯まった分泌物や吸い込まれた異物を外に排除するための生体防御反応です。咳の原因としてウイルスや細菌などの微生物による気道感染症が多いです。感染症による咳は比較的早い時期に改善し、ほとんどが8週間以内に軽快します。長引く咳には感染症以外の疾患が隠れている可能性があります。長引く咳の原因について分かりやすくお話したいと思います。
- No.260 2019年11月18日:
「寝たきり予防のための食生活―サプリメントの効能も含めて―」
岡野 徹(整形外科部長)・村上 理絵(栄養管理室長)
- 寝たきりの三大要因は、脳卒中、運動器の障害、認知症です。運動器障害の主な原因は、骨折・変形性関節症・腰部脊柱管狭窄症などです。脳卒中予防には、血圧の管理、動脈硬化の管理などが重要となり、生活習慣や食生活が重要です。テレビや新聞の広告では、元気になる・痛みが減るなど、サプリメントの広告が氾濫しています。皆さんは、理想的な栄養素の摂り方をご存知でしょうか?今回の健康講話では、寝たきりにならないための、正しい食生活や栄養素の摂り方について、運動器の専門家と栄養管理の専門家がお話します。
- No.259 2019年10月21日:「心筋梗塞について」
網﨑 良佑(循環器内科医師)
- 甲心筋梗塞とは心臓の血管の閉塞などにより血流が止まり心臓の筋肉の細胞が死んでしまう病気です。日本人の死因の第2位が心臓の病気であり、その多くは心筋梗塞およびそれに伴う心臓の病気とされております。
心筋梗塞は心臓の血管の動脈硬化が進むことで発症するため、動脈硬化を予防することが重要になります。また、心筋梗塞を発症した患者様の14%が病院に搬送される前に心停止となるためすぐに治療を受ける必要があります。
心筋梗塞とその予防や治療について解説いたします。
- No.258 2019年09月18日:
「気づきにくい甲状腺の病気 ~その症状、もしかしたら甲状腺の病気かも~」
本田 彬(糖尿病・代謝内科副部長)
- 甲状腺と聞くとテレビでは原発事故のときに話題になってそのイメージが強いかもしれませんが、それ以外にも様々な病気があるのをご存知ですか?実は国内で治療が必要な甲状腺の病気を持つ人は約240万人との推計がありますが、実際に治療を受けているのはその1/5ほどで、多くの人が気づいていない可能性があります。甲状腺とは?なぜ甲状腺の病気は気づきにくいのか?治療は?今回の健康講話ではそんな甲状腺の病気についてわかりやすく解説します。
- No.257 2019年08月20日:「おなかのヘルニアの話」
柴田 俊輔(第二外科部長)
- 産下腹部に膨らみができたとき、それは鼠径部のヘルニアかもしれません。いわゆる「脱腸」で、膨らみ以外の症状がないこともあれば痛みや不快感を伴うこともあります。子供の病気と思われている脱腸ですが大人にも多くみられます。これは、おなかの壁を形作る筋肉や筋膜が加齢などによって緩んできたところに内臓がはみだしてくる状態です。今回は鼠径部のヘルニアの見分け方から対処方法、治療などについてお話します。
- No.256 2019年07月23日:「産婦人科診療について」
坂本 靖子(第二産婦人科部長)
- 産婦人科では全ての女性に関わる診療を行っています。
小児期、思春期、成熟期、更年期、老年期といったライフステージに応じて体の変化が訪れる女性のために、それぞれのライフステージで起こりやすい疾患について分かりやすくお話したいと思います。
- 臨時健康講話2019年07月02日:「味覚と健康~おいしく食べて健康になろう!~」
水田 栄之助(第三循環器内科部長) 森岡 万里(透析看護認定看護師) - 6月13日(木)の午後10時からNHK総合テレビの「クローズアップ現代+(プラス)」で放送された『あなたは“脂肪味(しぼうみ)”を感じますか?』~最新研究!味覚が健康を左右する~に出演した当院の水田第三循環器内科部長と森岡透析看護認定看護師による味覚と食習慣・生活習慣病との関係などをわかりやすくお話いたします。
- No.255 2019年06月17日:「転倒しない体づくりのために」
山陰労災病院 骨粗鬆症専門チーム
- 高齢者が転倒すると背骨や大腿骨(太ももの付け根)の骨折を起こします。大腿骨骨折の場合、骨折前は9割が自分で移動できていたのが、骨折後は5割しか自分で移動できなくなるといわれています。高齢者の寝たきりの3大要因は、1)認知症 2)脳卒中 3)骨折・虚弱です。骨折の原因の9割は転倒です。転倒しにくい環境づくり、筋力を保つための栄養の摂り方、転倒しにくい運動訓練について、看護師・栄養士・理学療法士が、重要なポイントについて説明します。
- No.254 2019年05月15日:「全身麻酔について」
播本 尚嗣(麻酔科医師)
- 誰もが経験はしたくありませんが、突然の怪我や病気で入院し、手術になることがあります。手術の際に必要になるのが麻酔です。
麻酔には局所麻酔と全身麻酔がありますが、手術によって全身麻酔をしたり、局所麻酔をしたり、そのまた両方をすることがあります。
全身麻酔とは手術中に寝ていること、痛くないようにすること、動かないようにすることです。山陰労災病院ではこうした全身麻酔を私たちのような麻酔専門の医師によって、手術前の診察から手術後の診察までを含めて行っています。
今回はそのような全身麻酔の話をしたいと思います。
- No.253 2019年04月19日:「食品表示を活用しよう」
長谷川 里絵(管理栄養士)
- 皆さんは、食品を購入する時や食べる時に、食品表示を見ていますか? 食品表示には、産地、カロリー、遺伝子組み換え食品など、重要な情報が沢山詰まっています。例えば、塩分を摂り過ぎない為には食塩相当量の確認、食中毒予防として消費期限の確認、食物アレルギーがある場合はアレルゲン表示の確認が必要です。
安全に食品を摂り、健康管理に役立てて頂けるよう、今回は食品表示について分かりやすくお話ししたいと思います。
- No.252 2019年03月14日:「やさしい腎臓のお話 ~透析って何?~」
山本 真理恵(腎臓内科副部長)
- 先日、NHKの番組で「腎臓が寿命を決める」という話題がありました。血液中のリンが少ない動物ほど寿命が長いことが研究で明らかにされ、血液中のリン濃度の調節に腎臓が大きく関わっているためです。
3月の健康講和では、腎臓がどんな働きをしているのか、人体の中で特に傷つきやすい腎臓を守るために日常気を付けること、さらに、残念ながら腎臓の機能が低下してしまった場合の代替療法(主に血液透析)についてわかりやすくお話致します。
- No.251 2019年02月13日:「抗がん剤治療のお話」
原田 由美 (がん化学療法看護認定看護師)
- がん治療の1つに「抗がん剤治療」があります。抗がん剤治療を受けると強い副作用が出るというイメージがあると思います。実際にはどんな副作用があるのか、それに対しての対処方法について、また「標準治療とは?」「外来治療室ってどんなところ?」「免疫療法って?」など抗がん剤治療のよく質問される内容についてお話します。
- No.250 2019年01月17日:「高齢化で増加する心臓弁膜症」
森本 啓介(心臓血管外科部長)
- 心臓は、生命維持に欠かせない臓器で、心臓弁膜症は心臓病の1つです。65歳以上の約10人に1人が弁膜症に罹患しているという報告があります。高齢化が進む日本では、特に弁膜症が増加しています。重症になると突然死のリスクもある危険な病気ですが、初期症状が、動悸や息切れ・疲れやすさなどであるため、年齢のせいと思われて診断がつきにくいことがあります。心臓弁膜症とは、どんな病気なのか、どんな治療法があるのかなどについて、やさしくお話しします。
- No.249 2018年12月19日:
「誰しも身近な終末期医療について ~介護、ケアの視点から~」
角南 良太(呼吸器感染症内科)
- 2018年現在、肺炎による死亡者数は増加傾向であり、脳血管疾患を抜いて死因の第3位となっています。75歳以上の高齢者の肺炎は約7割が誤嚥性肺炎といわれており、これは老衰のひとつのかたちであり、現状の医療で防ぎきれるものではありません。誤嚥性肺炎を含む老衰期の疾患、終末期の疾患にどう向き合うかについて、県西部の医療現場状況を踏まえつつお話いたします。
- No.248 2018年11月14日:「糖尿病について知ろう~世界糖尿病デー~」
庄司 恭子(糖尿病代謝内科)
- 当糖尿病という病気の名前はよく耳にするけども、糖尿病がどんな病気か、どうして治療しないといかないのかは、よく知らないという人も多いのではないでしょうか。糖尿病がどんな病気かを知ることは、糖尿病の予防、早期発見・早期治療にもつながります。今回は11月14日世界糖尿病デーにあわせて、糖尿病がどんな病気なのか、どのようにつきあっていく病気なのかをお話しします。
- No.247 2018年10月31日:「話す、食べるリハビリについて~言語聴覚士の立場から~」
高橋 順子(中央リハビリテーション部 言語聴覚士)
- 当院の中央リハビリテーション部では、脳血管障害などによって起こる、話す(コミュニケーション)障害、食べる(嚥下)障害の方に対してリハビリ、支援、指導を行っています。今回の講話では、まず、これらの障害のある方とのコミュニケーションのとり方の工夫、認知症との違いについてお話しします。次に、食べる(嚥下)障害の有無にかかわらず、より安全な食べ方、飲み込み方などを言語聴覚士の立場からお話しします。さらに、全国的に取り組みが始まっている意思疎通支援事業(失語症の方の支援)についても紹介します。
- No.246 2018年09月28日:「インフルエンザ検査って?」
黒見 晃行(臨床検査技師)
- インフルエンザは、かぜの一種ですが、高熱と激しい全身症状をきたし、小児や高齢者では死亡する恐れもある感染症です。
冬から春先に流行が見られますが、最近では季節を問わず発症が確認されています。当院では、いち早く高感度迅速診断を導入しており、素早く正確な診断が可能です。
今回の健康講話では、インフルエンザの原因や予防法に加え、検査・診断・治療までの流れを分かりやすくお伝えします。
- No.245 2018年08月30日:「やさしい睡眠(薬)のおはなし」
上平 志子(薬剤部長)
- 快眠していますか?睡眠薬はくせになるって心配していませんか?
健康のために睡眠はとても重要です。夜ぐっすり眠れないと、眠気やだるさ、集中力低下など日中にも症状が出現します。健やかな睡眠を保つことは、活力ある日常生活につながります。
そこで睡眠の働きやメカニズム、睡眠薬についてお話します。人生の3分の1を占めていると言われる睡眠について一緒に考えてみましょう。
睡眠薬について色々お尋ねください。
- No.244 2018年07月27日:「誰でもできる誤嚥(ごえん)性肺炎の予防」
平 憲吉郎(耳鼻咽喉科副部長)
- 誤嚥性肺炎は高齢者がかかることが多い疾患で、当院では毎年100人以上の患者さんがこの疾患で入院されます。誤嚥性肺炎は一度治っても再びかかったり、重症化したりしやすい疾患です。誤嚥性肺炎にならないため、重症化を防ぐためには、どのような点に注意が必要なのでしょうか。食事方法や口腔ケアなど日常生活の中でも重要な注意点があります。今回は当院での症例を通して、日常生活の中でもできる取り組みについてお話しさせていただきます。
- No.243 2018年06月08日:「今日からできる!ケガをしたときの対処法」
上村 篤史(整形外科副部長)
- 健康への意識が高まっている昨今、色々な病気についてテレビ番組・雑誌で取り上げられています。しかし、ケガについてはどうでしょうか。意外と学ぶ機会がないのでは?皆さんはご自身、大切な家族、友達がケガをしたとき、適切に対処できますか?ケガをしようと思ってする人はいないでしょう。そう、ケガは予期せず起きるもの。いざという時に慌てないよう、より良い治療につながる初期対応を整形外科医の立場からお話しします!
- No.242 2018年05月22日:「すい臓の働きとすい臓の病気について」
川田 壮一郎(消化器内科副部長)
- 心おなかの中にはたくさんの臓器がありますが、すい臓は食べ物の消化液をつくったり、血液中の糖分の量を調節するホルモンをつくったりとたくさんの重要な働きをしています。今回は、すい臓はどこにあるのか、どのような働きをしているのか、また、こわいイメージのあるすい臓の病気についても簡単にお話いたします。
- No.241 2018年04月18日:「やさしく学ぶ、心不全」
中村 研介(循環器内科医師)
- 心不全とは、心臓のポンプ機能の低下から血液循環に障害を起こし、身体のむくみや呼吸困難など様々な症状を引き起こす病状を指します。人口の高齢化に伴って心不全の患者数は増加の一途を辿っており、患者さんやそのご家族を支える体制は今後より一層重要となります。今回は心不全診療の概要や、日々の暮らしの中でご自身やご家族の心臓の健康を守る方法について、わかりやすくお伝えしたいと思います。
- No.240 2018年03月29日:「命のエンジニア〜臨床工学技士ってなんだろう?〜」
細木 政載(臨床工学技士)
- みなさん「臨床工学技士」という職業をご存知でしょうか?「ME」または「CE」と呼ばれることもありますが、患者さんと直接的に関わる機会が少ないのでご存知でない方が大半かもしれません。「臨床」=「医療」、「工学」=「機械」の両方を扱う専門医療職のことです。今回一部分ではありますが我々のことをお話ししていきます。
- No.239 2018年02月16日:「こどもの食物アレルギーあれこれ」
林 篤(小児科部長)
- 本邦での食事アレルギー有病率は増加傾向にありますが、さまざまな情報が錯綜し、保育や学校の現場では対応に苦慮している現状です。「正しい診断に基づいた必要最小限の食物除去」から「原因食品を可能な限り摂取させるにはどうすればよいか」という方向に向いてきていますが、いまだその方法は確立されておらず、耐性獲得を目標とした経口免疫療法はまだ研究段階であり、十分な効果が証明されていません。今回は、こどもの食物アレルギーについて、ガイドラインにもとづき、標準的な考え方について提示し、いっしょに考えていきたいと思います。
- No.238 2018年01月19日:「いまどきの子育て」
都田 奈緒(助産師)
- 最近では核家族が増え、色々な情報が行き交う時代になってきました。いまどきの子育て事情がどうなっているか知っていますか。もちろん以前の子育てと変わらないこともありますが、「えー、そうなの~?」と驚くことや、違っていることもあります。これから、おじいちゃん・おばあちゃんになる方、すでになっておられる方は、是非、話を聞きにいらしてください。お産後の状態や育児方法を一緒に学び、上手に育児のお手伝いをしていきませんか。
- No.237 2017年12月15日:「いろいろ診えるCT検査」
増田 大(放射線技師)
- 脳頭痛、腹痛、ケガ、手術前、健康診断で引っ掛かった… CT検査を行う機会は多くあります。近年のCT装置は飛躍的に性能が向上し、詳細で多くの情報が得られます。頭から足先まで様々な部位の検査を行っています。どんな検査で、何を見て、どう活かされているのか、実際の画像を見ながらお話します。
- No.236 2017年11月28日:「膵疾患の外科治療」
野坂 仁愛(外科部長)
- 脳膵臓は胃の後ろに位置し、色、形としてはトウモロコシまたは数の子をイメージしてください。胃や大腸に比べると手術する疾患は少なく、頻度は少ないものの、いったん外科治療が必要となった時には位置的、解剖学的なことから、手術が複雑なものとなっています。本日は外科治療が必要な膵疾患とその外科治療につきお話しさせていただきます。
- No.235 2017年10月03日:「脳梗塞治療の現在」
河瀬 真也(脳神経内科副部長)
- 脳卒中は日本人の死因第4位、要介護の原因第1位で年間多額の医療費、介護費を要する疾患であり、その予防・治療はきわめて重要です。脳神経内科で主に診療する脳梗塞の治療はこの10年で進歩しています。
今回は現在の脳梗塞治療についてわかりやすく説明し、早期受診の重要性についてお伝えできればと思っています。
- No.234 2017年09月22日:「やさしい検査のお話 ~血液で分かるがん~」
松本 麻祐子(中央検査部)
- みなさん!血液検査、最近されましたか?日々、私共が大切に検査させて頂いております。今では血液で分かることがたくさん増えてきました。今回はその中でも、がんを発見する検査について分かりやすくお話したいと思います。
題して!「血液で分かるがん」(血液でわか〜がん:米子弁)
- No.233 2017年08月30日:「わかりやすい五十肩・肩の痛み」
築谷 康人(整形外科副部長)
- 中高年から増えてくる、五十肩。そのはっきりした原因はわかっていませんが、「動かしても動かさなくても痛い」「肩が上がらない」「肩が痛んで夜も寝られない」と困っている患者さんは多いようです。五十肩について、痛みと可動域制限を改善するための治療法を中心にお話ししたいと思います。
- No.232 2017年07月19日:「ときどきドキドキ、動悸のすべて」
足立 正光(第二循環器内科部長)
- みなさん!最近胸がときめいたことがあるでしょうか?「そんな可愛いものではなくて、胸の中に違和感がありまくり」といわれる方もあると思います。どちらも動悸
(どうき)と呼ばれる感覚です。「心臓の拍動が自分で感じられること」と定義されています。なぜそのようなものを感じるのか、まだ良くわかっていないことも多いのです。今回は青春のときめきから危険な不整脈まで、人生のドキドキを網羅します。
- No.231 2017年06月19日:「タバコ肺について一緒に考えませんか?」
武本 祐(呼吸器・感染症内科医師)
- タバコと関連が強い病気として、慢性閉塞性肺疾患(COPD)が挙げられます。日本には500万人以上のCOPD患者さんがいると推定されており『肺の生活習慣病』として社会的にも注目されています。しかしながら、治療に取り組んでいる方は1割未満とされており、まずはCOPDを知ることが大切です。今回はCOPDの症状・診断・治療などに関して、わかりやすくお話ししたいと思います。
- No.230 2017年05月19日:「不登校と子供のうつ病の背景」
大野 耕策(院長・小児科)
- 不登校の児童生徒は中学校では40人に1人、小学生で200人に1人の頻度で見られる。また、子どものうつ病は12歳頃から増加し、16歳では大人とほぼ同じ200人に1人の頻度で見られる。最近4年間で経験した不登校34名の82%は「発達障がい」や「人一倍敏感な子」などの性格的特性を背景とし、そのうち6名はその性格的特性に加え、うつ状態にあった。子どもの性格や行動特性を知り、適切に対応することで不登校や引きこもりを改善できることもある。
- No.229 2017年04月20日:「スギ花粉症のお話」
門脇 敬一(耳鼻咽喉科部長)
- 毎年2月の下旬になると、春風に乗ってスギの花粉が飛んできます。それとともに、くしゃみ、鼻水、鼻つまりが起こるようになります。スギ花粉症は、アレルギーの一種です。アレルギー性鼻炎には一年中症状のある通年性アレルギー鼻炎と、ある季節にだけ症状を有する季節性アレルギー鼻炎があります。今回はこのなかで季節性アレルギー鼻炎、特にスギ花粉症についてお話をさせて頂きます。
- No.228 2017年03月22日:
「脳卒中を起こしやすい生活習慣などを知って、予防、早期発見しましょう」
武下 絵梨(認知症看護認定看護師)
- 高脳卒中は発症すると、体や精神に大きな障害を残すことが多くあります。突然の発症により、自分や家族の生活を大きく変えます。そして発症前の生活や望み通りの生活を取り戻すことが難しいこともあります。脳卒中は生活習慣や生活習慣病の管理により予防が出来ることが知られています。
そこで今回、脳卒中を起こしやすい生活習慣などを知っていただき、予防や早期発見をして、自分らしい生活を長く続けることが出来れば嬉しく思います。
- No.227 2017年02月22日:「やさしい認知症のおはなし」
~認知症を正しく理解してみませんか?~
須田 明美(認知症看護認定看護師)
- 高齢化社会の現代、認知症を患う高齢者も年々増加傾向にあると言われています。認知症は、私たちにとって身近な病気であり、正しい知識を持つことが、認知症の方と接するうえで重要なカギとなります。また、日頃の生活習慣が認知症の発症に大きく影響していると言われています。そこで今回は、認知症の基礎知識から認知症の方への対応方法、認知症になりにくい生活習慣について、わかりやすくお話したいと思います。
- No.226 2017年01月17日:「よくわかる感染性胃腸炎の予防対策について」
~正しい手洗いを知ることが予防につながります~
佐藤 忍(感染管理認定看護師)
- 感染性胃腸炎の中でもノロウイルス感染症は毎年11~4月にかけて流行します。下痢、腹痛、吐き気、おう吐などの症状がありますが、有効な治療方法はありません。赤ちゃんやお年寄り、持病のある方は、重症化しやすいことも心配です。感染性胃腸炎は予防できる病気です。「家庭で気をつけることって?」「アルコール手指消毒は効果がない?」「下痢が止まったら大丈夫?」など日常生活の中で注意することをわかりやすくお話します。大切なことは、家族や周りの人達から「もらわない」もし自分が感染したら「うつさない」ことです。今回は、実際に手洗いを行い、洗い残しがないか目で見える方法で体験していただきます。この機会に、ぜひ正しい手洗い方法を学んでください。
- No.225 2016年12月08日:「下肢静脈瘤のレーザー治療について」
黒田 弘明(血管外科部長)
- 下肢静脈瘤では下肢の血管が膨らむだけでなく、足がだるい、重い、かゆい、夜中にこむら返りが多いといった症状も起こします。これまでは血管を引き抜くという手術が行われていました。レーザー治療は皮膚の表面からレーザーを当てるのではなく、血管内に管を挿入して内側からレーザーを当てて、血管を詰まらせるという治療方法です。これによって手術による痛みはかなり楽になりました。下肢静脈瘤とはどんな病気で、どんな治療法があるのかをお話しします。
- No.224 2016年11月15日:「難聴と補聴器の役に立つ話」
杉原 三郎(耳鼻咽喉科部長)
- 頭視力が悪くなり困ったら、メガネを購入しますね。メガネはかけた瞬間に自分に合うか合わないかが判断できます。補聴器も聴力が悪くなったら‥‥。ちょっと待って下さい。難聴にはいろいろな原因がありますので、まず耳鼻咽喉科の診察を受けましょう。そして医師の紹介状を持って、認定補聴器技能者のいる認定補聴器専門店で相談しましょう。実際に装用して、後に専門家による微調整が必要だからです。加齢とともに誰でも聞こえの悪さを実感する時がきます。補聴器はいつつけるか、どんな補聴器がよいか、公的福祉援助制度はあるかなど、補聴器に関する役立つ。
- No.223 2016年10月19日:「首・肩のこりと頭痛」
吉本 祐子(第二脳神経内科部長)
- 頭痛=脳の病気、と思ってはいませんか?実は頭痛の原因が首や肩の「こり」であることがとても多いのです。パソコンやスマホの普及により首こり・肩こり、それに伴う頭痛を訴える方は多くみられるようになりました。「こり」の原因やしくみなどについて、「こり」をほぐす簡単な体操などを交えてお話ししたいと思います。
- No.222 2016年09月15日:「睡眠時無呼吸症候群って何?」
門脇 敬一(第二耳鼻咽喉科部長)
- 寝ている時に、いびきや息が止まっていることはありませんか?それって病気かも。睡眠中に舌がのどの奥に落ち込み、気道(空気の通り道)が塞がれ、いびきをかき、睡眠中の呼吸が止まったり、止まりかけたりする病気です。日中に強い眠けが生じ、交通事故や産業事故などを起こしたり高血圧・高脂血症・糖尿病など全身疾患とかかわることもあります。
- No.221 2016年08月23日:「脱水症・熱中症を予防するには」
山本 直(腎臓内科副部長)
- 暑暑い季節、新聞やテレビなどでよく耳にする脱水症・熱中症。2015年の場合、6月~9月の期間に熱中症で救急搬送された方は、55,852人にも上ります。場合によっては命にもかかわる脱水症・熱中症は、日々の予防が大切です。夜だから大丈夫、家の中だから大丈夫、と思っていませんか?今回、正しい予防法について、わかりやすく解説します。
- No.220 2016年07月27日:「油断は禁物!家庭での食中毒にご用心」
村上 理絵(主任管理栄養士)
- 日暑い季節となってきました。この気温も高くなる6月~9月にかけては、食中毒の発生率がグンと高まる時季です。食中毒は飲食店での食事が原因と思われがちですが私たちが普段家庭で食べている食事でも食中毒は発生しています。「我が家では起こるわけがない」という思い込み、油断は禁物です。そこで家庭でもできる食中毒の予防のポイントについて、栄養豆知識も取り入れながら、分かりやすくご説明いたします。
- No.219 2016年06月13日:「腕の痛みとしびれの話」
山下 優嗣(手外科部長)
- 日常よく使う手。その手によく起こる痛みやしびれについてやさしく解説し、お家でできる簡単なストレッチや体操、テーピングなどについてお話しいたします。
- No.218 2016年05月19日:「失明原因No.1の緑内障について」
佐々木 勇二(眼科部長)
- 最近、失明原因の1番目は糖尿病網膜症を抜いて緑内障だと言われています。
緑内障では徐々に視野が狭くなりますが、一般的に痛みなどなく視力も良いため、気が付かない間に進行する場合があります。一度狭くなった視野は治療しても元に戻らないため、進行予防が大切になります。今回は緑内障の症状、種類、治療についてできるだけ分かりやすくお話しします。
- No.217 2016年04月27日:「わかりやすい歯周病の話」
高橋 啓介(歯科口腔外科部長)
- 歯周病は全世界で最も蔓延している病気です。また人類と歯周病との付き合いは古く、旧石器時代の人の顎の骨からも歯周病の痕跡が発見されています。歯周病は歯を支えている組織が破壊されて歯が抜けてしまう病気ですが、最近の研究で心筋梗塞や糖尿病、低体重児出産などとも関連していることが分かってきました。歯周病はわれわれにとって最も身近な病気ですが、意外と正しく理解されていないようです。歯周病の原因や症状を理解して、予防、早期治療に役立てましょう。
- No.216 2016年03月23日:「お酒と肝臓病」
前田 直人(内科部長)
- お酒は有史以前から存在したといわれ、中国では漢の時代にすでに「百薬の長」としてその強壮効果が認められていました。しかし、この半世紀の間に約6倍にも増えた日本人のお酒の消費量は、肝臓を中心としたさまざまな臓器障害を招来し「悪魔の水」として健康そのものを害するようにもなってきています。そこで今回は、肝臓専門医の立場からお酒と肝臓病についてお話ししてみたいと思います。
- No.215 2016年02月15日:「心臓に良い食べ物の話」
水田栄之助(第5循環器内科部長)
- よくテレビや雑誌で「○○を食べたら血圧が下がる」「△△を食べたらコレステロールが下がる」という特集が組まれます。でもそんな食べ物、本当にあるのでしょうか?一つの食べ物には様々な栄養素が含まれており、例えば牛乳をたくさん飲むとカルシウム摂取量が増え血圧は下がりますが、動物性脂肪摂取量が増えて高脂血症が悪化します。1日・1週間トータルで考えることが大切です。今回は心臓に良い食べ物について最新情報をお話しします。
- No.214 2016年01月14日:「よくわかるインフルエンザ予防対策について」
佐藤 忍(感染管理認定看護師)
- インフルエンザは毎年12~3月にかけて流行します。発症すると40度近い高熱や四肢の関節痛や筋肉痛など伴い、特に赤ちゃんやお年寄り持病がある方は、致命的な状態になる可能性が高いことも心配です。インフルエンザは予防できる病気です。大切なことは、家族や周りの人達から「もらわない」もし自分が感染したら「うつさない」ことです。今回は、予防対策の要となる手指衛生とマスクの正しい装着方法を体験しながら、わかりやすくお話します。
※当日は、普段お使いのマスクを持参してください。
- No.213 2015年12月08日:「最新版!脳ドックのガイドラインについて」
田邊路晴(第二脳神経外科部長)
- 1997年に初めて「脳ドックのガイドライン」が作成されました。その後めざましい画像診断技術と予防治療の進歩、新たな臨床的知見に対応するため2003年に第2版、2008年に第3版と改訂され、昨年最新の『脳ドックのガイドライン2014』が発行されました。MRI
T2*強調画像が必須とされたことなど脳ドックについて解説します。(会場での撮影や録音はお断りします)
- No.212 2015年11月24日:「長引く咳の話」
福谷 幸二(呼吸器・感染症内科部長)
- 咳は体に入った病原体を外に出そうとする大切な防御反応です。しかし、長引くと体力を消耗し、日常生活にも支障を来たします。長引く咳を訴える患者さんは沢山おられますが、そのほとんどが風邪として治療されています。実際には長引く咳には多くの原因があり、それぞれに有効な治療法があります。
そこで、今回、長引く咳の原因にはどのようなものがあるかお話ししたいと思います。
- No.211 2015年10月30日:「元気に老いる、やさしい運動の話」
大嶋 一志(中央リハビリテーション部部長)
- 世界に名だたる長寿国となった日本。長生きは良いことですが、寝たきりではなく、できるだけ長い間健康で寿命をまっとうしたいものです。我が国は平均寿命に健康寿命を近づけることが課題となっています。今回は健康寿命を延ばすためにはどのような運動や活動を日常生活の中に取り入れていけばよいのか、その一助となるお話や実際の運動をご紹介してみたいと思います。
- No.210 2015年09月24日:「ヘルペスって?」
三島 エリカ(皮膚科部長)
- ヘルペスと聞いたときにどんな病気を思い浮かべますか?口唇ヘルペスですか、それとも帯状疱疹でしょうか。この二つは種類の違うウイルスによるものですが、どちらもヘルペスウイルスの仲間です。それぞれについて違いなどをお話しします。
- No.209 2015年08月25日:「小腸カプセル内視鏡検査についてのご案内」
角田 宏明(消化器内科副部長)
-
小腸カプセル内視鏡検査の適応と実際の検査方法について、簡単に説明します。
- No.208 2015年07月24日:「役に立つ睡眠(薬)のお話」
中西 志子(薬剤部長)
- 快眠していますか?睡眠薬はくせになるって心配していませんか?健康のために睡眠はとても重要です。夜ぐっすり眠れないと、眠気やだるさ、集中力低下など日中にも症状が出現します。健やかな睡眠を保つことは、活力ある日常生活につながります。そこで睡眠のチェックや眠りの疑問におこたえします。人生の3分の1を占めていると言われる睡眠について一緒に考えてみましょう。
- No.207 2015年06月17日:「よくわかる糖尿病について」
塩地 英希(糖尿病・代謝内科医師)
- 現在、日本では2000万人以上の人が糖尿病または糖尿病の予備軍といわれています。糖尿病はとても有名な病気ですが、糖尿病とはどのような病気なのか、また糖尿病になったら何が困るのかということについては、分かりにくい病気でもあります。糖尿病について正しい知識をもつことが、糖尿病とうまく付き合っていくうえで大切です。糖尿病の原因や合併症、食事のことなどについて、分かりやすくお話ししたいと思います。
- No.206 2015年05月21日:「やさしい食道がんの話」
建部 茂(内視鏡外科部長)
- 生涯でがんに罹患する確率は男女ともに2人に1人といわれている現代社会。その中でも最近話題の食道がん。あなたは食道がんについて知っていますか?食道がんが治らない病気だと思っていませんか?食道がんの原因、自覚症状、発見方法、治療法(特に最新の外科治療法)などについてお話します。
- No.205 2015年04月23日:「アレルギーの舌下免疫療法って何?」
門脇 敬一(第二耳鼻咽喉科部長)
- 毎年2月の下旬になると、春風に乗ってスギの花粉が飛んできます。それとともに、くしゃみ、鼻水、鼻つまりが起こるようになります。アレルギー性鼻炎には一年中症状のある通年性アレルギー鼻炎と、ある季節にだけ症状を有する季節性アレルギー鼻炎があります。季節性アレルギー鼻炎の中のスギ花粉症に対して舌下免疫療法が当院にて出来るようになりました。この舌下免疫療法とはどんなものなのか、今回話をさせていただきます。
- No.204 2015年03月24日:「やさしい脳卒中のお話と鳥取県西部で行われている治療」
小林 智之(脳神経外科副部長)
- 「脳卒中」とは、卒然として(急に)脳が邪風(悪い風)に中る(当たる)という古い中国の言葉から来たもので、片側の手足の麻痺やしびれ、呂律が回らない、
激しい頭痛、意識の混濁などの症状が、「突然」起こるのが特徴です。では、具体的にはどんな病気なのか、もし脳卒中になったら、どこで、どんな治療を受ければいいのか、わかりやすくお話ししてみたいと思います。
- No.203 2015年02月13日:「よくわかる腰部脊柱管狭窄症のお話」
楠城 誉朗(脊椎整形外科部長)
- 日本において高齢化はますます進行しており、腰椎の加齢によって生じる腰部脊柱管狭窄症の患者さんはさらに増加しています。腰部脊柱管狭窄症は腰部での神経の圧迫のため、足・腰の痛みとしびれを生じる疾患ですが、そのほかにもさまざまな特徴的な症状や病態を持っています。また重症になった場合は筋力低下から歩けなくなったりする場合もあります。今回は初期の診断から保存治療さらに手術治療までわかりやすくお話します。
- No.202 2015年01月29日:「腹腔鏡下胃切除術の進歩」
山根 成之(第二外科部長)
- 早期胃癌に対する治療として、腹腔鏡下胃切除術の施行例が近年増加しています。
小さな傷で痛みの少ない治療法です。
実際の手術DVDを供覧しその利点、欠点などを解説します。
- No.201 2014年12月18日:「やさしい尿検査の話」
石田 千尋(腎臓内科副部長)
- 健康診断や健診、人間ドックなどで行われる尿検査は、腎疾患の早期発見の重要な手がかりとなります。今回はその尿検査の基礎知識、尿検査で異常を指摘された後の精査方法について、また腎臓病について解説します。学校や職場では定期的な健診がありますが、職場に属さない方、特に40歳未満の専業主婦は健診を受ける機会がなく、異常に気が付かないまま進行する危険性もあります。そのため、健診を受けることの大切さについて解説します。
- No.200 2014年11月20日:「よくわかる耳鼻咽喉の救急処置」
杉原 三郎(耳鼻咽喉科部長)
- 突然に鼻血が出た。魚骨がのどにささった。耳に虫が入った。孫が鼻の中に何かを入れた。急に耳が痛くなった。突然目がまわった。急に聴こえが悪くなった。唾も飲めないくらいのどが痛くて、息苦しい感じがする。その他耳鼻咽喉科の救急疾患はたくさんあります。家庭でできる処置、してはいけない事、すぐに病院で診察するべき状態についてわかりやすくお話します。
- No.199 2014年10月23日:「睡眠時無呼吸症候群って何?」
門脇 敬一(第二耳鼻咽喉科部長)
- 寝ている時に、いびきや息が止まっていることはありませんか?
それって病気かも。
睡眠中に舌がのどの奥に落ち込み、気道(空気の通り道)が塞がれ、いびきをかき、睡眠中の呼吸が止まったり、止まりかけたりする病気です。
日中に強い眠けが生じ、交通事故や産業事故などを起こしたり、高血圧・高脂血症・糖尿病など全身疾患とかかわることもあります。
- No.198 2014年09月18日:「50代からの、よくわかる産婦人科疾患」
岩部 富夫(産婦人科部長)
- 晩婚化で第1子を分娩するときの年齢がついに30歳を超え、そして女性の平均寿命は87歳になりました。それに伴い女性のライフスタイルも変わり、閉経から40年弱の間に様々な女性特有の疾病に罹患するようになりました。そのようなときに罹患しやすい産婦人科の疾患についてわかりやすく解説します。
- No.197 2014年08月06日:「病気の子どもを預かる時に気をつけること」
飯塚 俊之(小児科部長)
- 子どもは社会の宝、皆で守り育てなければなりません。働くご両親に代わり、病気のお子さんを預からなければならないことが多々あると思います。風邪を引けば、発熱に咳や鼻水が加わり、ご飯を食べてくれません。腸感冒なら、嘔吐や下痢をして看病は大変です。主な子どもの病気の症状や治療、急変時の対応などについてお話をします。
- No.196 2014年07月16日:「尿潜血と血尿について」
田路澄代(泌尿器科副部長)
- 尿検査で「尿に血が混じっています」と言われたことはありませんか?
健康診断で指摘された「尿潜血」。目で見てもわからないし、何も症状もないけど・・・という方も多いと思います。その場合、実際に病気が隠れているのは数%です。しかし目で見ても尿に血が混じっているのがわかるという場合は要注意。どのような病気があるのか、またどのような検査を行うかなど簡単にお話したいと思います。
- No.195 2014年06月26日:「てんかん発作って?」
近藤慎二(脳神経外科部長)
- てんかんは意外と身近な存在です。小児より高齢者まで、いつの時期においても発症します。さまざまな症状があり、治療法として抗てんかん薬から、外科治療もあります。最近では、てんかんと運転免許が話題になりました。てんかんについて、簡単に解説します。
- No.194 2014年05月28日:「役に立つジェネリック薬のお話」
長谷川千絵(薬剤部)
- 近年、テレビのCMや新聞などでジェネリック医薬品という言葉を目にしたり、耳にすることが以前よりも多くなったのではないかと思います。
ジェネリック医薬品とはどういうものか、利用するとどのようなメリットがあるのか、などについてお話します。ほかにも、薬の飲み合わせやお薬手帳の活用など、知っておいていただきたいことについて、お話したいと思います。
- No.193 2014年04月21日:「坐骨神経痛のお話」
小畑 哲哉(整形外科医師)
- 坐骨神経痛は足に行く神経の圧迫によって足の痛みが生じている状態の総称ですが、それにはいくつかの原因疾患があります。足が痛いので足に原因があるように思われますが、大部分の原因は腰にあります。最近は神経痛や痛みに対する新しい薬がいくつか開発されており、以前と比べて治療の選択肢が増えてきました。今回は坐骨神経痛のメカニズムと治療についてお話しします。
- No.192 2014年03月19日:「メタボ」より怖い「ロコモ」~要介護にならないために~
岡野 徹(整形外科部長)
- メタボリック(内蔵脂肪)症候群をご存じですよね。脳卒中、高血圧、心臓病などの予備軍です。ロコモティブ(運動器)症候群をご存じでしょうか?寝たきりなどの要介護者予備軍です。人は元気に自分で動いて、寿命が来たら「ころっと」逝くのが、周りも自分自身も理想的です。ロコモになる運動器疾患はたくさんあるのですが、中でも、骨粗鬆症・変形性関節症・脊柱管狭窄症が3大重要疾患です。要介護者にならないための基本的知識をお話しします。
- No.191 2014年02月12日:
「がんを早期に発見するために-健診と病理の賢い利用法-」
庄盛 浩平(病理診断科部長)
- 「チーム・バチスタ」や「白い巨塔」などで知られる病理医。実は、多くの「がん」で病理診断が必要なことを知っていますか?その病理診断を行う病理診断科が山陰労災病院にも開設されています。「がん」細胞を顕微鏡で観察するとどう見えるのか?病理診断科について紹介しつつ、その活動を通して感じたことや、がん健診や皆さんの健康向上のため病理がどのように役立っているのかについてお話します
- No.190 2014年01月15日:
「お得な2部構成、1回参加で2回学べる健康講話!!」
①「リンゴ型肥満」と「洋梨型肥満」どっちが危険
②外食メニュー知識のお・も・て・な・し
足立 里美(糖尿病看護認定看護師)
- 肥満を体型で分類すると「リンゴ型肥満」と「洋梨型肥満」に分けられます。どっちが生活習慣病の原因や、脳梗塞や心筋梗塞になりやすいでしょうか?そして肥満の大部分はライフスタイル、つまり食事や運動を変化させることで改善します。今回は食事の中でも皆が大好きな外食メニューを、食べたつもりになれるバイキング形式で選び、一緒に摂り方を考えてみたいと思います。
- No.189 2013年12月12日:
「日常の感染対策-インフルエンザを例に考えてみましょう-」
目次 香(感染管理認定看護師)
- 冬になると毎年、インフルエンザ予防として、マスクの着用、うがいや手洗いの励行が話題に上ります。なんとなく聞き流されていませんか?
インフルエンザは風邪と症状が似ている部分もありますが、肺炎に移行し重症化して、抵抗力の弱い高齢者や乳幼児には、命にかかわることもあるのです。
せっかくの機会なので、インフルエンザだけでなく、感染予防対策について考えてみませんか?感染症で苦しむ前に、予防対策しましょう!!
- No.188 2013年11月18日:「高血圧について」
水田 栄之助(循環器内科副部長)
- 日本で最も患者数の多い病気は高血圧です。また高血圧は日本人の主な死因である脳卒中・心筋梗塞などを引き起こす大変危険な病気です。「健診で高血圧を指摘されたが症状がないからまだ大丈夫」「今日は体の調子が良いから血圧の薬を飲むのをやめよう」このような大きな勘違いをしていませんか?一番身近でかつ厄介な「高血圧」について、最近の知見を踏まえながらわかりやすくお伝えします。
- No.187 2013年10月21日:「治療してみませんか! 頻尿、尿失禁」
渡部 信之(泌尿器科部長)
- 頻尿や尿失禁は高齢になると多くの方に見られることから「年齢だけん仕方がない」と考えておられる方も多いと思います。ところが頻尿、尿失禁のほとんどは治療によって症状が消失したり、改善します。急に尿意を催して間に合わなくて漏れる、急に立ち上がったりしたときにに漏れる、大量に残尿があってしょっちゅうトイレに行くなど、いくつかのタイプがありますが、そのほかに不眠症や、多尿症による場合もあります。それぞれの特徴や治療についてお話しする予定です。
- No.186 2013年09月04日:「やさしいペースメーカーの話」
足立 正光(第5循環器内科部長)
- ペースメーカー治療が始まって今年で55年となります。そしてペースメーカーは、この55年で唯一“普及した”人工臓器なのです。2003年の1年間に日本全国で植え込まれたペースメーカは4万4千台あまりでした。皆さんのお知り合いの家族にもペースメーカー手術を受けられたという方が1人はおられるのではないでしょうか。今回はこんなに古くて日常的な、でもよく知らない、さわってみるととても小さな、でもとても頼りになる機械のお話をさせてください。
- No.185 2013年08月29日:「役に立つ”補聴器”のお話」
杉原 三郎(耳鼻咽喉科部長)
- 視力が悪くなり困ったら、メガネを購入しますね。メガネはかけた瞬間に自分に合うか合わないかが判断できます。補聴器も聴力が悪くなったら…。ちょっと待って下さい。難聴にはいろいろな原因がありますので、まず耳鼻咽喉科の診察を受けましょう。そして医師の紹介状を持って、認定補聴器技能者のいる認定補聴器専門店で相談しましょう。実際に装用して、後に専門家による微調整が必要だからです。加齢とともに誰も聞こえの悪さを実感する時がきます。補聴器を何時つけるか、どんな補聴器がよいか、公的福祉援助制度はあるかなど、補聴器に関する役立つお話をいたします。
- No.184 2013年07月16日:「今外科で出来る腹腔鏡手術のすべて」
野坂 仁愛(外科部長)
- 今までの外科手術のイメージは、メスを持ってお腹を切り開く事でした。しかし、近年の外科の手術は腹腔鏡手術といって5㎝程度の穴を数カ所開けて、手術を行うようになってきました。今回は、図解しながら誰にでもわかりやすくお話しさせていただきます。
- No.183 2013年06月13日:「白内障について」
佐々木 勇二(眼科部長)
- 白内障は眼科で最も多い病気の一つです。70歳以上になるとほぼ100%の人に白内障が出現します。最近ではテレビやネットから白内障について多くの知識を得ることができます。しかし、白内障はどんな症状が出るの?とか、白内障に効く目薬はあるの?といった素朴な疑問もよく耳にします。よく知っているようで細かいことが分からない白内障について、できるだけ分かりやすくお話しします。
- No.182 2013年05月27日:「役立つ麻酔の話」
倉敷 俊夫(麻酔科部長)
- 年々手術件数は増えており、麻酔を受ける機会があるかも知れません。事前に麻酔の知識を得ておくのは損にはなりません。患者さんの状態や手術の内容によって麻酔方法を使い分けていますが、今回の健康講話では、代表的な麻酔方法について、具体的に分かり易くお話したいと思います。さらに、手術後の鎮痛方法についても触れるつもりです。また、麻酔を受ける上で、なぜ絶食しなければいけないのか、なぜ喫煙や肥満が問題なのかも解説します。
- No.181 2013年03月21日:「スギ花粉症のお話」
門脇 敬一(第二耳鼻咽喉科部長)
- 毎年2月の下旬になると、春風に乗って花粉が飛んできます。それとともに、くしゃみ、鼻水、鼻つまりが起こるようになります。スギ花粉症はアレルギーの一種です。アレルギー性鼻炎には一年中症状のある通年性アレルギー性鼻炎と、ある季節にだけ症状を有する季節性アレルギー鼻炎があります。今回はこのなかで季節性アレルギー鼻炎、特にスギ花粉症について話しをさせて頂きます。
- No.180 2013年02月27日:「お酒と肝臓~酒は百薬の長?」 (追加資料)
前田 直人(第二内科部長)
- お酒は有史以前から存在したといわれ、中国では漢の時代にすでに「百薬の長」としてその強壮効果が認められていました。しかし、この半世紀の間に約6倍にも増えた日本人のお酒の消費量が、アルコール過飲による肝臓を中心としたさまざまな臓器障害と無関係でないこともまた事実です。そこで今回は、お酒と健康の関わりについて、肝臓専門医の立場からお話ししたいと思います。 ①お酒の功罪~「百薬の長」は本当か? ②お酒と肝臓~二日酔いのホシを追え! ③大酒飲みの終着駅~肝臓は「黙して語らず」 ④お酒を永く楽しむために~「過ぎたるは及ばざるが如し」
- No.179 2013年01月31日:「やさしい認知症のはなし」
- 高齢化社会の現在、認知症患者さんも年々増加傾向にあります。今回はアルツハイマー型認知症に関する正しい理解とその対処方法について、わかりやすくお話したいと思います。
- No.178 2012年12月13日:「やさしい耳鳴のお話」
杉原 三郎(耳鼻咽喉科部長・副院長)
- 耳鳴(みみなり)の経験のない人はいないと思います。特に、体調が悪い時、寝不足や無理をした時にひどくなると思います。年齢とともに聴力が低下し、低下に比例して耳鳴りを感じやすくはなりますが、耳の中や聴こえの神経を圧迫する腫瘍が原因のことがあります。耳鳴が気になって、仕事も手につかない、ノイローゼになりそうだ、眠れないというような人には軽くする方法も考えられていますので、一度は耳鼻咽喉科の診察を受けて下さい。今回はこの耳鳴についてやさしくお話をいたします。
- No.177 2012年11月20日:「役に立つくすりのはなし」
小林 愛弓(薬剤師)
- 最近、テレビのCMなどでジェネリック医薬品という言葉をよく耳にすることがあると思います。さて、ジェネリック医薬品とはどんな医薬品でしょう。ジェネリック医薬品をうまく利用することで、特に慢性的な病気で長くお薬を飲まれている方は、お薬代をかなり安くできます。また、みなさんは、お薬手帳を活用していますか。正しく利用すると色々なメリットがあります。他にも、お薬について役に立つお話をさせていただきます。
- No.176 2012年10月22日:「糖尿病Q&A」
徳盛 豊(糖尿病・代謝内科部長)
- 近年、糖尿病患者さんは増え続ける一方です。今回、糖尿病に関係したよく出る質問を10個用意してみました。皆さんと一緒に考えながらわかりやすく説明いたします。また、その場での質問にもお答えしますので多くの方々の参加をお待ちしております。
- No.175 2012年09月03日:「”てんかん”って知ってますか?」
田尻 佑樹(脳神経内科医師)
- 京都での交通事故事件以来「てんかん」への関心が高まっている。一般の人の「てんかん」への理解は、昔のてんかんの原因が解明されていなかった頃のなごりもあって、まだ誤解が多い。より良い理解でそうした患者さん、あるいはこれから発症する可能性のある人への啓蒙が出来るような話を行いたい。
- No.174 2012年07月25日:「やさしい肺癌の話」
木下 直樹(呼吸器内科医師)
- がんは日本人の死因の第1位です。中でも肺癌で亡くなる方は年々増加しており、がんの中で最も多くなっています。完治出来る可能性が高い初期の段階での診断や治療が大切ですが、初期の段階では症状があまり出ませんので進行した段階で発見されることが少なくありません。ただその一方で、最近では検査も治療も進歩してきており、より早期の段階での診断やより副作用を抑えた治療ができるようになりつつあります。肺癌とはどういう病気なのか、どういう検査をしてどういう治療をするのかなど最新の話題を交えてお話ししたいと思います。
- No.173 2012年06月21日:「やさしい放射線検査と被ばくの話」
大内泰文&仙石真(放射線部)
- 現在「放射線は」医療分野におけるレントゲン撮影やCT(コンピューター断層撮影)、放射線治療のみならず農業分野でのジャガイモの発芽防止、工業分野での半導体加工、環境問題における害虫駆除など、様々な分野で応用されています。一方で放射線は無味無臭で感じることが出来ない上「被ばく」という問題を抱えています。今回レントゲンやCTなど実際の画像をお見せしながら、医療における放射線検査の有用性や安全性について、皆さんとともに考えていきたいと思います。
- No.172 2012年05月31日:「やさしい冠動脈バイパス術のはなし」
丸本 明彬(第三心臓血管外科部長)
- 去る2月に天皇陛下が冠動脈バイパス術をうけられ、現在公務復帰されています。冠動脈狭窄症(狭心症および心筋梗塞)に対する冠動脈バイパス術について心臓血管外科でのとりくみをお話したいと思います。
- No.171 2012年04月19日:「精神医学の歴史その1」
高須 淳司(心療科部長)
- えらい先生が、定年で辞めるときの講義の題名のようですが、そんな大それたお話をするつもりではありません。最近、うつ病のことばかり喋っていて自分でもだんだん嫌になり、もう少し別の病気のことも取り上げたいな、と思った次第です。「その1」としましたのは、「その2」の予定があるからというわけではなくて、精神医学が科学になった、あるいは、なろうとした、その始めの頃のお話という意味であります。
- No.170 2012年03月15日:「スギ花粉症のお話」
門脇 敬一(第二耳鼻咽喉科部長)
- 毎年2月の下旬になると、春風に乗ってスギの花粉が飛んできます。それとともに、くしゃみ、鼻水、鼻つまりが起こるようになります。スギ花粉症は、アレルギーの一種です。アレルギー性鼻炎には一年中症状のある通年性アレルギー鼻炎と、ある季節にだけ症状を有する季節性アレルギー鼻炎があります。今回はこのなかで季節性アレルギー鼻炎、特にスギ花粉症について話をさせていただきます。
- No.169 2012年02月09日:「よくわかる慢性腎臓病(CKD)」
髙田 知朗(腎臓内科医師)
- 日本人のおよそ8人に1人は慢性腎臓病(CKD)であると推測されており、慢性腎臓病は新たな国民病であるとさえ言われています。慢性腎臓病の初期には自覚症状がない為、ほとんどの人は気付かないうちに腎臓病が進行していきます。また、慢性腎臓病は心筋梗塞や脳卒中とかかわってきます。慢性腎臓病について、腎臓の働きが悪くなって起きる腎不全にも触れながらお話しします。
- No.168 2012年01月23日:「やさしい膝の話」
熊谷 達仁(整形外科医師)
- 膝の痛みは、多くの方が持たれている悩みですが、その原因や段階によって程度は様々です。まずは、膝にまつわる痛みの原因についてお話しし、色々な程度に対しての治療法・対処法などを中心にお話したいと思います。そして、日頃から皆さんが疑問に思っているであろうこと(ヒアルロン酸についてなど)や、日頃から出来る運動療法などの対処症なども説明しようと思います。質問の時間も多くとろうと思っておりますので、多数ご来場ください。
- No.167 2011年12月19日:
「ここまで見える心臓CT -外来で出来る新しい心臓検査-」
水田 栄之助(循環器内科副部長)
- 心臓は他の臓器と異なり、常に動いています。そのため今までのCTでは心臓がぶれてしまって評価不可能でした。しかし最新のCTを用いれば心臓はCTで評価可能です。今まで2から3日の検査入院を要する心臓カテーテル検査しか方法がなかった心臓の精密検査が、場合によっては心臓CTで、たった1日で、しかも外来だけで可能になりました。当院では2009年12月より心臓CTが可能な64列MDCTを導入し、これまでに300例以上検査を施行しています。今回、当院における心臓CTの現状と魅力について分かりやすく説明いたします。
- No.166 2011年11月22日:
「頭を動かすと「めまい」がしませんか? -良性発作性頭位めまいかもしれません-」
門脇 敬一(第二耳鼻咽喉科部長)
- めまいを起こす病気で有名なものは何でしょう?多くの方はメニエル病という病気を思い浮かべられるかもしれません。 しかし、実際には良性発作性頭位めまい症というのが一番多いのです。耳の奥には身体の平衡を保つために重要なセンサーがあります。そこの調子が悪くなると、寝たり、起きたり、寝返りをするとめまいがするようになります。今回、このめまいの話をさせていただきます。
- No.165 2011年10月20日:「役に立つ”補聴器”のお話」
杉原 三郎(耳鼻咽喉科部長)
- 視力が悪くなり困ったら、メガネを購入しますね。メガネはかけた瞬間に自分に合うか合わないかが判断できます。補聴器も聴力が悪くなったら…。ちょっと待って下さい。難聴にはいろいろな原因がありますので、まず耳鼻咽喉科の診察を受けましょう。そして医師の紹介状を持って、認定補聴器技能者のいる認定補聴器専門店で相談しましょう。実際に装用して、後に専門家による微調整が必要だからです。加齢とともに誰も聞こえの悪さを実感する時がきます。 補聴器を何時つけるか、どんな補聴器がよいか、公的福祉援助制度はあるかなど、補聴器に関する役立つお話をいたします。
- No.164 2011年09月29日:
「詳しく知ろう大腸がんQ&A ~手術とお薬の治療についてのお話~」
山根 祥晃(第二外科部長)
- 大腸がんにかかる人は年々増加しています。大腸がんは、他のがんと比べると比較的進行がゆっくりであるとされています。ここでは、がんの進行具合に応じた最近の治療法についてお話しします。1)
大腸がんの手術:患者さんの負担を軽減する色々な工夫。2)化学療法(お薬の治療)のお話:日々新たな薬剤が登場し治療成績も向上してきました。3)大腸がんの悩みQ&Aで悩み解決の糸口になれば幸いです。
- No.163 2011年07月20日:「鉄を控えた食事」
井上 浩(栄養管理室)
- C型慢性肝炎の方で鉄を控える食事をしたほうがよい方がおられます。制限を厳しくしすぎると、必要な栄養素まで不足して逆効果の方もおられます。普段の生活の中で無理なく鉄を控える方法をお話しします。C型慢性肝炎において「鉄分が肝臓に過剰に蓄積し、肝障害を引き起こす」等の「鉄の肝毒性」に関する多くの報告があります。鉄が過剰となっている方に鉄制限食を実施すると肝病変の進行が抑制されるといわれています。鉄を控えたいと考えている方はご参加ください。
- No.162 2011年06月16日:「白内障について」
佐々木 勇二(眼科部長)
- 白内障は眼科で最も多い病気の一つです。60歳以上になると程度の差はあるものの、誰でも白内障が出現します。そのことを反映して、最近はテレビやネットから白内障について多くの知識を得ることが出来ます。しかし、白内障はどんな症状が出るの?とか、白内障に効く目薬はあるの?といった素朴な疑問もよく耳にします。今回は、知っているようで細かいことは分からない白内障について、出来るだけ分かりやすくお話しします。
- No.161 2011年05月20日:「ジェネリック医薬品について」
小林 愛弓(薬剤師)
- ジェネリック医薬品は、新薬の特許が切れた後に発売される低価格のお薬です。ジェネリック医薬品の普及率は、欧米諸国では60%を超えていますが日本では20%程度であり、国は平成24年度までに30%以上という目標をあげています。今後ますます使用する機会が多くなるジェネリック医薬品の特徴、利点、注意すべきことなどについてお話しいたします。
- No.160 2011年04月07日:「スギ花粉症のお話」
門脇 敬一(第二耳鼻咽喉科部長)
- 毎年02月の下旬になると、春風にのってスギの花粉が飛んできます。それとともに、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが起こるようになります。スギ花粉症はアレルギーの一種です。アレルギー性鼻炎には一年中症状のある通年性アレルギー鼻炎と、ある季節にだけ症状を有する季節性アレルギー鼻炎があります。今回はこのなかで季節性アレルギー鼻炎、特にスギ花粉症について話をさせていただきます。
- No.159 2011年03月24日:「放っとかないで五十肩」
芳村 マミ子(理学療法士)
- 五十肩は40から60歳代で肩周辺の痛みと、動きの悪くなる病気です。「放っといても治る。と聞いたから放っといたら、肩はうずくし、腕は上がらんようになった。」と整形外科を受診し、リハビリに来られます。今回、五十肩の症状と治療・予防について実技を交えながらお話しします。
- No.158 2011年02月24日:「しのびよる慢性腎臓病-10人に1人-」
森岡 万里(透析看護認定看護師)
- 慢性腎臓病は10人に1人が罹患している身近な病気です。この病気は、かなり進行するまで自覚症状がないため、知らず知らずのうちに腎機能が悪化し、腎不全に進行したり合併症が起こってしまうことも多いのです。しかし、早期発見・治療で治る場合もあります。そこで今回、慢性腎臓病とは何か、合併症とは何か、どうすれば早期発見が出来るのかなどを、クイズを交えながらわかりやすくお話ししていきたいと思います。
- No.157 2011年01月26日:「整形外科でよく見られる骨折について」
志摩 隆之(整形外科副部長)
- 昨年6月に「ロコモティブシンドローム(運動器症候群):ロコモ」についての講話がありました。骨折はロコモに影響する大きな要素です。整形外科では日々骨折を扱いますが、なかでも頻度の高い骨折(背骨・足の付け根の大腿骨・手首の骨)についてお話しします。
- No.156 2010年12月16日:「腹腔鏡による外科治療」
福田 健治(第二消化器外科部長)
- 腹腔鏡(ふくくうきょう)を使った手術が全国的に増加しています。胆嚢摘出や虫垂切除(モーチョー)から胃がん、大腸がんの手術まで。実際の手術映像を交えて紹介します。
- No.155 2010年11月18日:
「この冬を元気に過ごしましょう! -インフルエンザとノロウイルス-」
目次 香(感染管理認定看護師)
- 冬はインフルエンザやノロウイルスが流行する季節といわれます。2009年度、新型インフルエンザが猛威をふるいました。メディアで多くの話題となり情報が氾濫していましたが、皆さんの役に立っていたでしょうか。感染対策で大切なのは「感染症を正しく知ること」「予防行動を始めること」です。そこで、インフルエンザやノロウイルスという病原体、感染を起こした場合の症状や予防策について今一度確認してみませんか。
- No.154 2010年10月21日:「足に見られる皮膚疾患」
三島エリカ(皮膚科部長)
- 足に皮膚疾患がある為に歩行困難をきたすことがあったりする反面、足をじっくり見る機会は、日頃少ないのではないでしょうか。日常診療でよく見られる疾患についてお話しします。
- No.153 2010年09月16日:「うつの話2010」
高須 淳司(心療科部長)
- 健康講話でうつの関係のお話をするのはこれが3回目になります。別に得意のネタだと思っているわけではありません。最近、うつはますます身近な病気になっていると思います。それで繰り返しお話しさせていただきます。新しい治療法についても、ふれてみたいと思います。
- No.152 2010年08月16日:「不整脈について」
飯塚和彦(循環器内科副部長)
- 不整脈というとただひとつの病気と思われるかも知れませんが、不整脈の種類はいくつもあり、ほとんど心配のいらないものから、起こればすぐに死につながるものまで多種多様です。よく聞くけれどよく知らない不整脈の症状や検査法、治療法についてお話しします。
- No.151 2010年07月26日:「過敏性腸症候群について」
向山 智之(第五消化器内科部長)
- 日常的に強いストレスに置かれると、腹痛や下痢などの症状が出現する事は、多くの人が経験したことがあると思います。こうした感情、気分と深く関連し、慢性の消化管機能異常をきたす過敏性腸症候群についてお話しします。
- No.150 2010年06月28日:「ロコモティブシンドローム(ロコモ) -運動器症候群-とは」
大月 健朗(関節整形外科部長)
- 日本は世界でも有数の長寿国となっていますが、平均寿命が長くなった今、介護が不要で日常生活活動が自立した生活期間すなわち健康寿命が重要です。骨・関節・筋肉・神経など立ったり歩いたり身体活動を担う期間を運動器と言います。要介護となる原因として約20%は骨折・転倒・関節の痛みなど運動器の障害です。運動器を良く保つことが、健康寿命を延ばすために有効ということがわかります。運動器の障害を予防するという考えは注目するべき事で、世の中で広く知られるよう「ロコモティブシンドローム(運動器症候群):ロコモ」と言う言葉が近年作られました。ロコモとは運動器の障害による要介護の状態や要介護リスクの高い状態のことです。今回、ロコモのチェック、対処法などについてお話しします。
- No.149 2010年05月20日:「それってホント?身近な感染対策について」
目次 香(感染管理認定看護師)
- 現在の日本は他の国と比較し「清潔」な事にかんして意識が高い国民性であるといえます。日常的に求められる「清潔」レベルは、感染症にかからないことであると考えられます。そしてそのレベルは通常の手洗い、歯磨き、入浴、着替え、掃除、洗濯などで十分に維持できます。感染対策の基本は「病原体を知ること」「抵抗力をつけること」「感染しない方法をしること」です。感染症にかかってしまってから症状に苦しみ、治療に時間やお金をかけるよりも予防に力を入れ健康に生活するために身近な感染に関するちょっとした知識を身につけましょう。
- No.148 2010年04月28日:「どんな時病院へ?どんな時救急車で」
太田原顕(循環器内科)
- 「何が緊急であわてるほど重大な事なのか」について直感的に判り易く説明します。健診からカテーテル治療まで関わるなかで医療者と非医療者とのギャップを感じる事があり、その隙間を埋めたいと思います。
- No.147 2010年03月25日:「家族の救急時の対応&日常の救急疾患とその対応」
野坂 仁愛(外科)
- 家族の急病・事故、または目の前で人が倒れた時どうしますか?救急隊が到着するまでの処置を知っているのと知らないのとでは大きな違いがあります。今回は急変時の対応及び熱傷・誤嚥・虫刺され・マムシ咬傷その他、日常に遭遇する救急処置をお話しします。知っておくととてもいいかもしれません。
- No.146 2010年02月23日:「食べ過ぎる食生活を考える」
井上浩(栄養管理室)
- 生活習慣病の原因に肥満が挙げられるように、肥満は健康の反対側にあるものです。この頃お腹周りが気になってきた。体重計の数字が上がってきた。これは、もしかしたら食事習慣に問題があるのでは。食べ過ぎている食習慣をチェックしてみませんか。「食料品を買う、料理をして食べる」という毎日行っている食事行動の中に食べ過ぎてしまう食習慣が隠されているかもしれません。今回は食べ過ぎてしまう食事行動を分析します。
- No.145 2010年01月20日:「メタボリックシンドロームと臨床検査」
検査科一同(検査科)
- 近年我が国では、中高年の男性を中心に肥満者が増加傾向に有ります。それらの方の多くが糖尿病・高脂血症・高血圧症などの危険因子を併せ持ち、この危険因子が重なるほど心疾患や脳血管疾患を発症しやすくなるといわれています。今回は検査科のスタッフがリレー形式で、血糖やコレステロールなどに注目してメタボリックシンドロームにおける各検査の意味合いについて簡単に説明させていただきます。
- No.143 2009年11月19日:「よくわかる緑内障」
川口亜佐子(眼 科)
- 緑内障は中高年者に多く、日本では40歳以上の30人に1人が罹患しているといわれています。患者数は推定200万人ですが、実際に治療を受けている患者さんは20%に過ぎません。一般に緑内障は早期発見・治療によって視機能の低下を減らすことのできる病気です。今回は緑内障の実際や治療についてわかりやすくお話させていただきます。
- No.142 2009年10月29日:「メタボリックシンドロームと運動」
足立 博史(リハビリテーション科)
- 最近「おなかがぽっこりしてきた・・・」「ズボンがきつくなった・・・」という人はメタボリックシンドロームの危険信号です。メタボリックシンドロームは、おなかの内臓のまわりに脂肪がたまることによって起こります。その状態を放置すると、動脈硬化を引き起こし、命にかかわる病気を招きます。予防のための第一歩はメタボリックシンドロームについて知ること、そしてなにより効果的な運動を行うことです。今回運動の実際についてわかりやすくお話をさせていただきます。
- No.141 2009年09月17日:「知っているようで知らない脳卒中」
沼田 秀治(第二脳神経外科部長)
- 脳卒中とは、卒然として邪風に中り倒れるという意味です。日本では年間35万人が脳卒中に罹患し、2010年には脳卒中有病者は300万人と予想され、そのうち日常生活自立者は100万人です。また脳卒中は、認知症原因疾患の第2位です。当院では脳卒中センターを開設し、専門医が高度で横断的なチーム医療を行っています。その脳卒中医療の実際と予防についてわかりやすくお話します。
- No.140 2009年08月31日:「アンチエイジングの理論と実践」
尾崎 就一(第四循環器内科部長)
- 日本人の平均寿命は20世紀に平均50歳から平均80歳へと30歳も延びています。平均寿命が延びるにつれ、自立して元気に長生きできる健康長寿を皆が望む時代となりました。老化を完全にストップすることはできませんが、できるかぎり実年齢(暦年齢)より体内年齢を若く保っていきたいものです。アンチエイジング医学はこのための方法を研究する予防医学です。アンチエイジングの現時点での科学的根拠とその方法についてお話します。
- No.139 2009年07月23日:
「頭を動かすと「めまい」がしませんか? -良性発作性頭位めまい症かもしれません-」
門脇敬一(第二耳鼻咽喉科部長)
- めまいを起こす病気で有名なものは何でしょう。多くの方は別の病気を思い浮かべられるかもしれません。しかし、実際には良性発作性頭位めまい症というのが一番多いのです。耳の奥には体の平衡を保つために重要なセンサーがあります。そこの調子が悪くなると、寝たり、起きたり、寝返りをするとめまいがするようになります。今回、このめまいの話をさせていただきます。
- No.138 2009年06月25日:「意外と知られていない放射線有効利用の話」
武藤栄二郎(放射線科技師長)
- 画像診断の技術革新・進歩は著しく、今では誰もが最先端の高額医療機器による画像検査を受けることが出来ます。その画像検査の現場で「医療被曝が心配…」「CTとMRIってどこがどう違うの?」「検査の時って何に気をつければいいの?」等々、検査に対する不安を少しでも解消し、安心して検査を受けて頂くために、日々患者さんに接し画像検査機器を扱う現場の診療放射線技師の立場からのワンポイントアドバイスと情報提供を行います。
- No.137 2010年05月18日:「膝関節痛・腰痛について -予防・痛みへのアドバイス-」
山本 敦史(関節整形外科部長)
- 日本は世界に先駆けて超高齢化社会を迎えています。75歳以上の高齢者での寝たきり・介護の主な原因は運動器疾患が21.5%(2007年)を占め、今後も増加の一途をたどると思われます。そこで、この新しい事態に対応すべく「メタボ」の運動器版として「ロコモティブシンドローム」(略してロコモ)という新しい言葉が注目されています。膝や腰が痛いからと体を動かす機会が少なくなっていませんか。寝たきりや要介護にならないようにその予防や対処方法をお話しします。
- No.136 2009年04月23日:「胃がんはここまで治る -大きく変わってきた標準治療-」
竹林 正孝(外科)
- すでにご存じのように、がんは日本での死因の第1位です。そのうち胃がんは死因でこそ第2位ですが、病気にかかる人の数(罹患数)では第1位であり、私たち日本人にとってはやはり恐ろしい病気です。しかしながら、医学、医療の進歩により治療成績(生命予後)は著しく改善しています。それは内視鏡治療の進歩、手術法の改善、新規抗癌剤の登場などにより、胃がんの標準治療そのものが進歩し変わってきたからです。最新の胃がん治療についてお話しいたします。
- No.135 2009年04月:「高血圧はなぜ悪いのか」
小野 公誉(心臓血管外科)
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- No.134 2009年03月:「身近な危険動物」
倉敷 俊夫(麻酔科)
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