腎センター長(兼) | 山本 直 | (腎臓内科部長) |
副腎センター長(兼) | 林 篤 | (小児科部長) |
地域の腎センター
30台の血液透析ベッドを保有する当院腎センターは「断らない医療」をモットーに、2名の常勤医・15名の看護師とME室から2~3名の臨床工学技士の派遣にて、血液透析約70名・腹膜透析約15名の維持透析管理を行うと共に、年間約40名の新規透析導入および年間100名以上の他院維持透析患者の合併症(シャント関連や神経・骨運動器、循環器疾患など)治療の受け入れを行っています。
専従の透析看護認定看護師が管理栄養士と共に行う糖尿病透析予防指導をはじめとした慢性腎臓病(保存期腎不全)患者に対する残腎機能保持のための指導を行っており、指導件数は年々増加傾向です。更に腎センター所属看護師による糖尿病合併症管理としてのフットケアや腎臓リハビリテーションも積極的に行っています。
地域活動としては、近隣の透析施設ならびに一般介護施設等を対象とした学習会・講演会を定期的に開催しています。また日本腎臓財団主催の「透析療法従事職員研修」の鳥取県唯一の実習施設として実習生受け入れや、腎臓病療養指導士の研修生・その他任意の実習生の受け入れも積極的に行っています。
更に、毎年3月の日曜日には全国的に開催される慢性腎臓病の啓発活動の一環として「世界腎臓デーin米子」と題して、一般市民対象に腎臓専門医・糖尿病専門医・循環器専門医・小児科専門医によるリレー講演会や労災病院スタッフによる尿検査・健康相談・栄養相談・腎エコー検査等のキャンペーン活動を行っています。※2022年度は新型コロナウイルス感染症の流行に伴い中止
以上のように地域の腎センター施設として小児期から成人までの、そして保存期から維持期までの幅広い腎疾患患者のケアができるように、スタッフ一同日々努力しています。
透析患者数 (人) | H29年度 (2017) |
H30年度 (2018) |
R01年度 (2019) |
R02年度 (2020) |
R03年度 (2021) |
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維持血液透析患者(月平均維持透析) | 78.4 | 71.6 | 75 | 73.1 | 70 |
腹膜透析患者(月平均維持透析) | 16 | 16.3 | 17.6 | 16.3 | 15.5 |
年間新規登録数 | 82 | 60 | 74 | 91 | 66 |
年間新規慢性透析導入数 | 49 | 42 | 49 | 52 | 44 |
年間維持透析患者受け入れ数 | 145 | 116 | 126 | 139 | 121 |
保存期慢性腎臓病指導数(総数) | 247 | 332 | 404 | 540 | 515 |
糖尿病透析予防指導(再掲) | 155 | 198 | 200 | 281 | 278 |
透析回数 (ベッド数30床) |
H29年度 (2017) |
H30年度 (2018) |
R01年度 (2019) |
R02年度 (2020) |
R03年度 (2021) |
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日 数 | 313 | 311 | 314 | 313 | 313 |
定 数 | 9,390 | 9,330 | 9,420 | 9,390 | 9,390 |
実 績 | 14,170 | 12,611 | 14,194 | 13,818 | 13,920 |
割合(%) | 150.9 | 135.2 | 150.7 | 147.2 | 148.2 |