院外通院中の糖尿病患者さんも、当院フットケア外来を受けて頂くことができるようになりました。
糖尿病患者さんの足を守ることを目的として、糖尿病看護認定看護師、フットケア指導士(看護師)が中心となり、予防的なケアを行っています。糖尿病・代謝内科医師、心臓血管外科医師、皮膚科医師、整形外科医師、血管診療技師などと連携しています。
フットケア外来
フットケア外来って何をするところ?
足病変のハイリスクな糖尿病患者さんに対し、医師の指示のもと、予防的なケアを行っています。足をなぜ気を付けなければいけないのか、具体的にどんなことに気を付ければいいのか検査データを踏まえ、足を一緒にみながら指導を行っています。
足病変とは、糖尿病による神経障害や動脈硬化による血流障害などの合併症が起こることにより、足の潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)が発生する症状のことをいいます。
なぜ足に気を付けるの?
糖尿病の患者さんには糖尿病性神経障害をお持ちの方が多くいらっしゃいます。これを簡単に言えば、痛みを感じにくい病気‼だということもできます。人は痛みがあるからこそ、「あれ?」と思って足を見ますし、「病院へ行かなくちゃ」「薬を塗らなくちゃ」と行動を起こします。しかし、痛みが少なければ足は手のように見える場所ではありませんから、そのまま放置されることが多いのです。「自分は痛みを感じるから大丈夫」と思っていても、知らないうちに発生していますから、痛みを感じにくくなっていることに気づきません。足の血の流れが悪ければ、さらに進行しやすくなります。そして最も大切なことは、足病変のきっかけは生活の中にあるということです。靴擦れや低温やけどなど非常に些細なことがきっかけとなります。そこで、フットケア外来ではこれらのことを総合的に判断させていただき、患者さんへ具体的な生活指導をさせていただいております。
誰がしてくれるの?
糖尿病看護認定看護師、フットケア指導士が行っています。
外部医療施設からのフットケア外来受診の場合
※患者さんはかかりつけ医と相談して、手続きをして貰ってください。
※医療施設の方は以下の方法で予約をお願いします
担当・お問い合わせ先: