山陰労災病院では、今年8月にIVR-CT装置を更新しました。
鳥取県西部地区では2病院しか保有しておらず、最新の装置です。IVR(画像下治療)とは、X線透視やCTなどで身体の中を見ながら、カテーテルと呼ばれる細い管や針を使って行う検査や治療のことです。外科手術と異なりお腹や胸を切らずに、臓器や血管の治療ができるため、体への負担が少なく入院期間の短縮につながります。
また、狭くなった血管を広げたり、がんを死滅させたりと、様々な治療に幅広く対応できます。IVR-CT装置は、血管撮影装置とCT装置が一体型となったシステムであり、患者さんは撮影室間を移動することなく、血管造影検査、CT検査、画像下治療(IVR)を迅速かつ安全に行うことができる複合装置です。
この装置の導入により、患者さんに優しい負担の少ない治療や検査ができればと考えております。何かご不明な点がございましたら、診療科主治医もしくは放射線科までお問い合わせください。